福知山市は、京都府の中丹地域に位置する市で、由良川流域の福知山盆地に市街地が開けています。織田信長の命で丹波を平定した明智光秀が福知山城を築き、城下町を整備したことで知られます。明治時代には大阪や京都方面への鉄道が開通し、商都として発展しました。

厄神さんとして知られ茅の輪くぐりで無病息災を祈る高良厄除神社
京都府福知山市に高良厄除神社は、水害が頻発していた由良川の災厄を取り除くために1862年に創建された神社です。現在は無病息災を祈願する神社として地域の信仰を集めており、2月の例大祭では鳥居に無病息災を祈る「茅の輪」が取り付けられ、多くの参拝...

福知山城を望む市街地にありキリシタン灯籠がたたずむ内記稲荷神社
京都府福知山市にある内記稲荷神社は、もと福知山城内にあったものを藩主朽木綱貞が1862年(文久2年)に遷座させたものといい、現在地は福知山市役所の隣にあたります。宇迦之御魂大神を御祭神としており、五穀豊穣や商売繁盛のご利益で知られます。境内...

伊勢外宮のルーツで珍しい黒木の鳥居がある元伊勢外宮豊受大神社
京都府福知山市にある元伊勢外宮豊受大神社は、伊勢神宮の外宮の本宮とされています。もともと丹後へ下った農業神である豊受大神をまつったのがはじまりで天照大神の夢告によって伊勢に遷座して現在の伊勢神宮の外宮が生まれました。境内には茅葺神明造の本殿...

古の茅葺神明造の本殿や黒木の鳥居が建つ元伊勢内宮皇大神社
京都府福知山市の元伊勢内宮皇大神社は、伊勢神宮が現在地に鎮座する以前に、天照大神を祀るに適した場所を求めて全国を転々としていた時代の旧跡とされています。境内には神明造茅葺の本殿とともに、2社の脇宮があります。また、樹皮のついた丸太のままの木...

福知山城の鎮守で鎌倉時代の灯籠が残る一宮神社
京都府福知山市の一宮神社は、西暦707年創建とされる古い神社で、福知山城の鎮守として城主の朽木植元が再建した檜皮葺(ひわだぶき)の本殿が見どころです。また、境内にはこの地方では最古という、鎌倉時代につくられた灯籠が残されています。一宮神社の...

明智光秀を神として祀り光秀真筆の古文書を御神体とする福知山市の御霊神社
京都府福知山市にある御霊神社は、宇賀御霊大神と明智光秀公が御祭神という珍しい神社です。もとは宇賀御霊大神を祀る稲荷社でしたが、江戸時代に福知山城主の朽木氏が明智光秀の合祀を許したところから「御霊神社」になったといわれています。世に織田信長に...

かつて血の穢れを避けて産婦が七日七夜籠もったという貴重な民俗資料・大原の産屋
大原の産屋は、京都府福知山市に鎮座する大原神社に付属する建物で、その昔産気づいた婦人がここで七日七夜を過ごし出産をした特別な場所といいます。女性の生理や出産に伴う出血は穢れとされていたため、ここで忌み籠もりをしたもので、天地根元造と呼ばれる...

2020年大河ドラマの主人公明智光秀が築いたゆかりの深い名城・福知山城
福知山城(福智山城)は、1579年(天正7年)に明智光秀が築城した平山城で、現在の京都府福知山市の市街地にそびえ立っています。明智光秀といえば主君の織田信長に謀反を起こした「本能寺の変」で知られ、かつてはネガティブなイメージで語られることが...