えびす神社の総本宮で十日えびすの賑いで知られる西宮えびす

西宮戎神社 観光名所

兵庫県西宮市の西宮えびすは、全国各地にある戎神社・恵比須神社・胡神社・戎神社・蛭子神社などの総本宮として知られます。年始の十日えびすは100万人の人出でにぎわい、「開門神事福男選び」があります。また、豊臣秀頼が寄進した表大門と日本最古級の大練塀は国の重要文化財に指定されています。

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西宮えびすのアクセス方法と駐車場

住所 兵庫県西宮市社家町1-17
電話番号 0798-33-0321

西宮えびすは、阪神本線の西宮駅から徒歩5分、またはJR神戸線のさくら夙川駅から徒歩8分で到着することができます。
車の場合には、阪神高速3号神戸線の西宮出口を出てすぐです。境内に無料の駐車場があり、西宮出口近くの南門はじめ、北門や東門からも駐車場に入ることが可能となっています。

西宮えびすの由来について

西宮えびすの由来について、社頭の案内板には次のように書かれています。

西宮神社

西宮神社は、福の神様として崇敬されているえびす様をおまつりする全国の総本社として広く信仰されています。
えびす様は、神戸和田岬の沖で出現され、鳴尾の漁師がおまつりしていましたが、西の方に宮地があるとの神託でこの地へおこしになられたと伝えられています。
その年代は明らかではありませんが、平安時代後期には、すでに文献に見ることができます。
古くより漁業の神として信仰されてきましたが、門前に市が立ち、西宮の町の発展と共に商売繁盛の神様として、又、人形操りなどの芸能や七福神信仰を通して、さらに津々浦々へと 広がっていきました。
一月九日から十一日の十日えびすには百万人に及ぶ参拝者で賑いますが、えびすの十日午前零時に神門を閉じて神職は忌籠を厳修します。そして午前六時の表門の開門とともに走り参りを行う風習があり、福男が選ばれます。
九月二十一日から二十三日の西宮まつりでは、渡御祭が斎行され、古式に則り海路神戸和田岬へ産宮参りが行われます。
三連春日造という本邦唯一の構造を持つ本殿は、昭和二十年に戦禍にあいましたが昭和三十六年に復元再建されました。
豊臣秀頼公の寄進と伝えられる表大門とその左右に連なる大練塀は国の重要文化財に、えびすの森は兵庫県の天然記念物に指定されています。