念願のすっぽん鍋を食する

2021年12月15日

すっぽん鍋

ふるさと納税をした返礼品としてすっぽんのスープが私のもとにようやく届きました。
コラーゲンを含み体にも良いと言われるすっぽんですが、実際のところ日常生活のなかで食べる機会などほとんどありませんし、第一すっぽん料理を提供してくれる店舗も私の身近にそうそうあるわけではありません。

相双地域であれば一応ないこともなく、南相馬市ですっぽん商品の加工場をもつ販売店舗が新しくできたようで、すっぽん鍋の具材はもちろんですが、そのほかにもすっぽんの卵であったり、粉末カプセルであったり、栄養ドリンクであったりと、さまざまな商品を取り扱っているようです。ここはもともとは新潟の長岡が本拠なのでしょうか。浪江駅の近くにもすっぽん料理店があるようですが、震災後の状況としてどうなっているのかはよく分かりません。

ふるさと納税の返礼品であれば、わざわざ私が自宅から店舗に出向く必要もありませんし、インターネットでいろいろと比較しながらワクワク感をもって選べるのでたいへん便利です。そこで1万円程度の予算で寄付をして、その返礼品にすっぽん鍋が貰えそうな自治体を探してみたのですが、全国にいくつか候補地が見つかりました。

価格的にはいずれもそれほど違いはなかったのですが、サンプルとして掲載されている写真を見ると、鍋の具材の肉がそのままパッケージングされているところは、やはりグロテスク過ぎてなかなか満足のいく調理ができそうにもありません。
ある自治体の返礼品は、すっぽんをあらかじめ煮込んでスープ状にしたもので、直接肉を切って調理する必要もなく、単純に湯煎か何かで冷凍で固まっているスープを元に戻せばよいらしく、これなら私にも簡単にできそうです。骨を取りはずしたすっぽんの肉も細切れになってスープのなかに入っているとのことなので、自宅でもかなり手軽に美味しい鍋料理が食べられそうということで、こちらを依頼しました。

1週間程度で自宅に冷凍の宅配便で届きましたが、さすがに手が凍えるほどカチカチに冷えていました。
冷蔵庫から取り出して何時間かすると解凍されて何となくスープの中身が見えるようになります。
鍋ににんじんや春菊、白菜、しいたけ、もやし、大根などを放り込んで、その上に解けかけているスープの塊を乗せて、蓋を閉じてコンロの火ににかけると、数分ですっぽん鍋が出来上がりました。長年の念願だったすっぽん鍋ですので、丁寧に味わってみたいと思いました。

スープは醤油と塩がベースで意外とあっさりめで、肉は細切れでまるで魚のフレークのようで、取り立てて何の肉といわれなければわからないような感じです。ただ甲羅の部分は細切れになっていても存在感があり、味はそれほどしないものの、食感が昔流行ったナタデココのような歯ごたえがあって、何となくスープのなかにいるのが場違いな感じがしました。
私は食べた途端に体が熱くなったり、意味もなく元気になったりするのかと期待していましたが、それほどのこともなく、普通に淡白な鍋物といった様子です。その意味では少々拍子抜けではありましたが、薬膳料理のようなものは押しなべてこんな感じなのでしょうか。

またフレーク状の細切れ肉は、意外と鍋の内側にくっついて取れないもので、食べ終わったあとで洗い物をするのにもちょっと厄介な代物でした。もったいないので空の鍋にふただ水を張って、よく煮立たせたものに市販の卵スープの素を入れて卵スープに転用しましたが、やはりすっぽん特有の臭気みたいなものが移ってちょっと普通ではないスープが出来上がりました。

このすっぽんスープの寄付証明書も市役所のほうから郵便で届きました。この証明書がないと確定申告ができなくなってしまうので、まずはその他の市町村へのふるさと納税分とあわせて必要書類が揃ったことは喜ぶべきでしょうか。
このような証明書も結局のところ税務署の確定申告の窓口で提示するだけですので、別にそこまで厳重にしなくてもよいのにとは思いますし、だいたい国と地方と立場は違えど同じ役所なのだから、各地方公共団体でとりまとめて税務署に調書なら何なり送るしくみでもあればいいのではと思うのですが、そうはいかない何らかの事情でもあるのでしょう。

ふるさと納税といえば、返礼品に目がくらんであまりにも多くの金額を寄付してしまうと、いくら税額控除があるとはいっても結果的にコストパフォーマンスが悪くなってしまうことがあります。控除の上限額は世帯構成や年収などで人それぞれに違っていますが、実際に自力で計算するのも難しいものです。現在ではふるさと納税の専門のポータルサイトなどがあり、ここで控除上限額のシミュレーションができるとのことですので、たいへん便利になりました。もっともシミュレーターもサラリーマンのような給与所得者の場合と、自営業者などの場合とで分けられているようですので、同じ年収の額とはいっても、その結果にはいくらか開きが出てくるのかもしれません。

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